2013年02月02日
大阪国際女子マラソンレポ 42.195km
号砲が鳴り、最後列からのスタート。
たくさん写真を撮っていただいたので(感謝)、写真まじえながら42kmふりかえってみようと思います。(注:長いです^^;)
まずはトラック2周。
いきなりすごいスピードでついていけなかったらどうしよう?!と心配してたけど、最後列付近は十分ついていけるスピードだった。
憧れの長居競技場を走れることが嬉しく、楽しく、応援ありがたく、笑顔で手振ってるし(^^ゞ。
スタート前は涙ぐみっぱなしだったけど、号砲が鳴ると涙はどこかへ。本当に、本当に嬉しくてニコニコしっぱなしで走ってた。
今回一緒に走ったMY☆STARの仲間たち。
(※センターは岩本さんではなくて、テーピング貼ってくれたアクティ・笑)
みんなで同じ色(エメラルドグリーン)のチームウェアを着て走った。同じ道を、ともに練習してきた7人の仲間が走ってると思うとすごく心強かった。
実際、辛くなった時も「すでにここを○人通過してる」って思うとなんとか踏ん張れた。
トラックを出るとすぐに1km表示。4'50くらいだったような記憶。
大阪国際女子マラソンには4カ所の関門が設けられている。
16.4km 13時30分(スタートから1時間20分→@4'52/km)
29.3km 14時26分(スタートから2時間16分→@4'38/km)
35km 14時57分(スタートから2時間47分→@4'46/km)
37.8km 15時14分(スタートから3時間4分→@4'52/km)
完走するには関門につかまらないようにしないと。29.3kmの関門が一番キツいので、とにかく29.3kmの関門通過目指して走ることに。
29.3km通過ペース4'38に対し、4'50では間にあわないのでちょっとペースアップ。ちょうど視線の先にはエメラルドグリーンのウェアが見えてて、ついていく。
3~4kmくらいで仲間に追いつき、並んで走る。
5kmを過ぎて、、、人生初のスペシャル!!
ちゃんとみつけられるかなぁ~とこれも心配だったけど、私が通過する頃にはそんなにたくさん残ってないし(笑)。8ヵ所全て問題なくとれた。
この後さらに仲間2人に追いつき、10km付近は3~4人で並んで走った。一緒に走れることが嬉しくて、42kmの中でここが一番楽しかったかも。
しばらく一緒に走った後、それぞれのペースへ。
いろんなことが嬉しくて、楽しくて舞い上がりっぱなし。調子に乗って、ペースも上がってる。これまでの自分のフルを考えるとペース速い。でも無理してる感じはなく、まだまだ元気。
最初のうちは走ると暑いくらいで。脱水が怖かった私は、ゼネラルの水もとって飲んだ。
いろはすの小さなボトル。数口飲んで捨てるのがしのびなく、また国際レースではお水を譲り合って飲むと聞いたことがあったので、水を取るたびに周りのランナーに「いりますか?」と聞いてみた(←言ってみたかっただけ)。
2~3回言ってみたけど、皆さんに遠慮されてしまったが(笑)。
順調に15km通過。前日受付で通った道を走った頃から、空がどんよりし始める。18kmくらいだったかな、何か白いものが舞い始めたのは。
最初は埃でも待ってるのかと思った。でもなんかこの白いの増えてない?なんか寒くなってきてない?もしかして…雪?!
一瞬にして、寒くて辛かった2010東京マラソンを思い出してしまった。記憶のせいか、すごく寒く感じる。手先の感覚がなくなりそう~。
気にしないように走り続ける。やがて御堂筋へ。ここ、辛かったなぁ。集団の中で走ってればよかったんだろうけど、なんだかとてもバラけてて、前も後ろも微妙に離れ1人で走ってた。
でも応援はたくさん。応援にチカラもらって前に進む。
ここは唯一のすれ違いゾーンでもあり、反対車線に仲間の姿を探す(トップはとっくに通過してたみたいで、すれ違えなかった)。
仲間をみつけると手を振り、声かけあう。みんなの頑張る姿見ると、しっかり走らなくちゃと思う。
ハーフ地点通過。1:35ちょっと。ここまで、今までの私のフルにはなかったペースで走ってこれた。このままゴールまで行けるとは思ってないけど、、、29.3kmは通過できそうかな?
折り返して、再び仲間と手を振り、声かけあい、沿道からの応援もたくさんもらい、とにかく前へ。じわじわキツくなってきてる^^;。
ここまでスペシャルのドリンクとゼネラルの水…要は水分しか摂ってない。エネルギー補給しなくちゃと思うんだけど、20km手前からうっすら気持ち悪く…なかなか補給する気になれない。
そんなこんなで伸ばし伸ばしにしてきたけど、いい加減ヤバイと思い、25kmでリンゴジェル(←岩本さん作成)を食べた。これは美味しく食べられた♪
大阪城公園に入り、TVで見たことある風景、そこを自分で走ってることに再び感動。ここも応援がたくさん。ありがたいなぁ。
大阪城公園を出ると、下り坂なんだけど、明らかに足が前に出なくなってきてることを感じる…。
↑下り坂おりたところ。前の人についていけない。。。
このちょっと先が30km。関門がどこなのかよくわからなかったけど、30kmのマットを踏んだ時にすごくほっとした。関門通過できたー!完走はできそうだ!!
足の重たさと安堵がまざりあって、31kmで時計見ると急に4'50に落ちてる。ヤバイと思っても、キープが精一杯orz。。。
どんどん重くなる足。もう1回エネルギー補給した方がいいと頭ではわかってる。でもポケットに入ってるのはハニースティンガー。
いつもならハニースティンガー好きなのに。思い浮かべただけで気持ち悪くて、封を切れなかった(←体調&補給失敗が今回の反省点)。
なんとか走れたのは応援のおかげ。沿道の応援、本当に途切れなくて。
気持ちが弱って、もうやめたいなとか歩きたいなって思っちゃった時に、小さなコに『ゴールまで走ってね』と言われ、はっとした。
あんなに走りたい、ゴールしたいと思って、大阪に来たんだって思い出した。仲間も同じ道を走ってる。頑張らなくちゃ。
35km。前半飛ばしたおかげ?で、ギリギリで315達成ラインのタイム。これ以上ペース落ちたら…。
怖くて時計は見れなくなった。頭の中では「諦めない、諦めない…」と呪文のように唱えてた。
でも。時計見なくてもペース落ちてる感じ…^^;。気持ちは諦めてないんだから、前見て進むだけだ。
37kmくらいだったかな?沿道から「Junさん」と声がかかって。
大阪のゼッケンには名前が書いてあるから、名前で応援してくれる人も結構いる。私の名字は呼びにくいのか、誰かと並んで走ってると必ず、隣の人が名前呼ばれて応援されてた。コバヤシさん頑張れとか、ヨシダさん頑張れって(たまに名前、しかも何故か呼び捨てwで応援してもらうことはあったけど)。
そんな中の「Junさん」はブログ読んでくれてる方なんだなって思った。懸命に前を見て走ってたので、お顔は認識できなかったけど(ごめんなさい)、恥ずかしい姿見られちゃって…と1度落ち込み(笑)、そこで唐突に呼吸がすっかり落ち着いていることに気づく。
(私の記憶では「Junさん」は18km付近、37km付近、競技場手前で呼んでいただいたような。どれもすっごいパワーもらいました。ありがとうございました!気づいてない方いらしたらごめんなさい!)
遅くても呼吸がゼーゼーするくらい走ろうよと思い、足を動かすと、さっきまでよりは走れるじゃん!力抜くなよ、ワタシ。(名前呼んでいただいたおかげで目が覚めました、感謝)
前に見える人の背中を追い始める。追いつきもするけど、後ろから来る人に抜かれもする。でもとにかく前へ。
沿道の応援はどんどんあたたかくなり、もうこれね、泣いちゃう。涙こられるのが大変。
40km。315まで10分切ってる(←つまり35kmからさらにペース落ちた)。でも沿道の方々、「3時間15分切れるぞ~諦めるな~」って身を乗り出して叫んでくれてる。
あと2km、走るしかないよね!顔はぐしゃぐしゃ。
あ~、今思い出しても泣きそう。なんでこんなに応援してくれるんだろう?ってくらいの、本当にすごい応援。東京マラソンとは一味違う応援。
戻ってこれるか不安だった競技場が見えて、ゲートをくぐって、トラックに入った。やっぱりトラック「どーーーん」って感じ。
トラック戻ったら号泣しちゃうかもと思ってたけど、そんなことより戻ってこれた喜びの方が大きかった。そして目ではゴールの時計を見る。
残念なことに、間もなく3時間15分。トラック4/5周ってどのくらいかかるかわかんないけど、絶対間に合わないってことはわかる。一瞬力抜けそうに。
でも先にゴールした仲間が声援を送ってくれた。競技場に入る手前、お友達が「ベスト更新」って叫んでくれた。
そんな声に元気もらって、広くて気持ちのいいトラックを(その時の)精一杯で走り、ゴーーール!!
3時間15分58秒。
今回も3時間15分は切れなかったけど。でも大阪国際女子マラソン、完走はできたっ!
スタッフさんが完走バスタオルを肩にかけてくれて。ものすごくほっとした。
ちなみに、前日受付でもらったもの↓
たくさんの応援、本当にありがとうございました<(_ _)>
反省することもたくさんあるけど、最高に幸せな42.195kmでした。またあそこを走りたい!だからこれからも頑張らなくちゃ。
☆写真:Thanks to ねもっつ&ゆきちゃんの旦那さま☆
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