2014年06月21日
隠岐の島ウルトラマラソンレポ3
やっと3峠をこえました。
下り坂を走っていくと、ものすごく久しぶりに女性ランナーさんの姿が見えました。「アップダウンきついですね~」なんて声かけて。
そうそう、ここまで書いていませんでしたが。
平地では相変わらずの島の方々からの盛大な応援。しかもですね、島の方々、ゼッケンNoから名前を探しだし、名指しで応援してくれることに全力を注いでる様子。
何度名字で、下の名前で呼んでもらったかわかりません。
通常版 「○○さん(名字)頑張って~」
ちょっとスペシャル版 「○○県から来た○○さん、遠いところようこそ、頑張ってね」
気持ちよく酔ったオジサン版 「○○(下の名前呼び捨て)行け~走れ~!」
みたいな感じです(笑)
名前を探すのに時間がかかっても探す!だから走り過ぎてから名前を呼ばれることも少なくなく、振り返って手を振ったり、挙手して返事したりしました。
そんな沿道の応援に名前を呼ばれ、返事をすると「寄ってって~スイカあるわよ~」とのお言葉。スイカ!食べたい!!美味しいスイカいただきました^^。
さらに走っていくとエイド。ここにはこれまた噂に聞いていた冷ややっこがあり、ちょうどお腹もすいてきていたのでいただきました。冷えてて、薬味ものってて美味しい!
…んだけど、半丁分くらいありちょっと多い^^;。でも残すのも申し訳ないので何とか全部食べました。
お礼を言って走り出し、またまたお腹おも~い脚もおも~い状態に。これだけならまだ良かったんですが、急に食べたのがよくなかったのか、気持ち悪くなってきてしまいました。
平らな道なのに苦しい…。沿道の私設エイドから冷たいお茶をいただき(ありがたい!)、胃薬投入。
75~80km 31'15
再び歩き混じりの走りに。でも沿道の応援や、ちょっと頑張ればすぐエイドがあるから進めます。
80km過ぎて…多分また休みたくて…道路沿いにあったトイレへ。相変わらず息が苦しい。気持ち落ちつけて、深呼吸してから再スタート。
そんなに歩いてるワケではないのですが、平地で走り続けられないのは精神的にちょっと凹みます。残り20km切ってるんだ、頑張れワタシ。
3峠終わっても、小さなアップダウンもちょこちょこ続いてました。でもあと皇居3周じゃん!
80~85km 35'55
このあたりだったかな、道路標識に「西郷港8km」みたいな文字を見れるようになったのは。
西郷港はスタート地点。ゴールも近くなので、もうちょっとだと思う一方で、私たちには標識プラス5kmほどの距離が残ってるわけです。
峠をご一緒した男性ランナーさんが、「90km過ぎてからダラダラ続く坂道もけっこうこたえますよ」と教えてくれていました。まだまだ坂道は続くようです。。。
でも胃薬がきいてきたのか、徐々に走り続けられるようになってきました。
85~90km 34'28
前を行くランナーさんに追いついた時、「復活しましたね」と声をかけられました。私はその方とどこで一緒に走っていたのか覚えていないのですが、きっと私が「気持ちわり~」とか言いながら歩いてたところを見られてたんですね(^^ゞ。
「復活」という言葉を聞いてテンションあがり、走るのですが…いよいよ来ましたよ、90km過ぎ、隠岐空港をぐるりとまわる坂道が。
ほんとに長い~どこまで続くの~という坂道でした。
でも沿道の応援も多くて。応援の方の前を歩くのはカッコ悪い、と応援の前は頑張って走ります(笑)。応援途切れるところで歩いちゃうんですけど(^^ゞ。
2つめの峠で出会った冷たいタオルの親子。移動してここにもいてくれて、再び冷たいタオルをもらいました。感謝です。お父さんが「坂道はあと2つだよ」とも教えてくれました。
何とかのぼり切った?と思ったところで95km表示。
90~95km 35'31
この時時計を見ると、スタートから10:18経過していました。私の100kmはいつも初めて走るコースだし、100kmって場所によってコースの特色が異なるのでゴール予想タイムが読めません。
だからどのくらいでゴールできるのか、全然わかりませんでした。でも私の中で坂道がキツかった100kmといえば、2年前のえびすだいこく(10:51)と昨年の野辺山(11:07)なので、この間くらいでゴールしたいと思っていました。
そしてできることなら。昨年の野辺山で11時間をオーバーしたことがちょっぴり悔しかったので、(場所は違うけど)あの7分を取りかえせたら…とも思っていたのです。
で、11時間切れるかどうか考えようとするのですが、アタマがまるで働きません^^;。
この先のコースも知らないし。ゴールまで登り坂が続いたら、どれだけ時間かかるかわかりません。
なので時間を気にするのは諦めて、とにかく精一杯前に進むことに。
まだまだ続くのぼり坂。走ったり、歩いたり。歩いてると、あぁ…今年も11時間オーバーしちゃうのかな(←まだ計算できない)と思っては走り出し。
おまけにね、ラスト5km切ってるというのに、大会のエイドもまだ2つもあるし、豪華な施設エイドも続くのです。
急いだ方がいいとはわかっているのですが、素通りするのも申し訳ないくらいの応援で、つい寄ってスイカをいただいたり、麦茶をいただいたり。エイドでもコーラ飲んだり…。
ここに来てお腹ポチャポチャ(笑)。
でもチビッコと話したり、エイドの方に「もう少しだよ」と声をかけてもらうのも嬉しく、楽しく。これがウルトラだよなぁ~としみじみ思ったり。
そうこうしてるうちに沿道から「後は下るだけだよ」との言葉が飛んできて。ここまできたらもう思いっきり走るぞ~!
…って走ってもたいしたスピードではないんだけど。
距離表示が「あと3km」「あと2km」と減っていき、あと2kmで11時間まで20分くらい残ってたのかな。ここでやっと、20÷2=10。1kmに10分かかっても11時間切れるということがわかりました。
わ~ワタシ、11時間切れるんだ~!嬉しい♪
いつもは「なんとか走ってる」くらいの状態で見る「あと1km」の表示。今回は下り坂からの勢いと、沿道の応援に背中を押され、ニコニコ笑いながら駆け抜けることができました。
でも思うことは同じ。99km進んできたよ。あと1kmしか残ってないよ。キツいところももちろんあったけど、今年も楽しかった~!
そんな想いを噛みしめながら進んで、最後のトンネルをくぐります。ここまで若干無理して走ってきたので、応援のいないトンネルの中でちょっと休憩(笑)。
トンネル抜けるとさらに応援の数は増え、ずーーーっと「ありがとう~」って言い続けながら走ります。
最後の最後、ゴール会場までがちょっとしたのぼり坂でヘバりましたが(笑)、のぼって走って、MCのお姉さんに名前呼ばれて手を振って、最後は万歳ゴーーール!
95~100km 30'55(10:49'33)
11時間切れた~、去年の7分取りかえせた~!完走メダルをかけてもらいHappy☆
ゴール後は椅子に座るよう促され、座るとスタッフの女の子が両足のチップをはずしてくれます。飲み物出てくるし、食べ物もたっぷり用意されてます(私は食べられなかったけど、パン・おにぎりなど)。至れり尽くせり。
更衣室のある建物に行くと、すぐに完走証が発行されます。
完走メダル裏
スタッフさんが入賞ですねと言って、入賞の札をかけてくれました。さらにHappy☆☆☆
自動的に預けていた荷物が出てきて、スタッフの女の子が「シャワー浴びますか?」と聞いてくれます。「はい」と返事をすると、「ご案内します!」って、もう本当に至れり尽くせり。
素晴らし過ぎて…「すみません、靴ひもほどくのに時間かかりますけどいいですか?」と恐縮してしまうほどです。
更衣室まで案内してもらい、シャワーを浴びて(シャワーは3基、それぞれにボディソープやシャンプーまで用意されてました!)サッパリしてから、先にゴールした仲間とみんなのゴールを待ちました。
待ってる間に…入賞の札を持っていき副賞いただきました。
部門と年代別をいただいたので、何だかたくさん!乾物(しいたけ、こんぶ、わかめ、めかぶ→みんなでわけた)、Lカルニチンのサプリ、キャンドルホルダー、普通のキャップ。
わ~い\(^o^)/
最後になっちゃいましたが、参加賞のTシャツ。ゴール後はこれ着てました^^
6人全員、スタート前に言っていたゴールタイムよりもだいぶ早くゴール!全員完走、素晴らしい~!!夕食時にみんなでニコニコ乾杯しました。
翌日、高速船で島を離れ帰ってきました。高速船が島を離れる時も、町長さん始めたくさんのお見送り。
島をあげての温かいおもてなし、ありがとうございました!!
隠岐の島ウルトラ、とっても楽しかったです(コースはキツめですけどw)。
関東からだと隠岐の島に行くまでが大変ですが、それでもリピーターが多いというのもわかるな~と思える、本当に素敵な大会でした。ウルトラの良さ味わえます。
行ってよかった!!機会があったら皆さんにも走って欲しいです。
☆ ありがとう、隠岐の島 ☆
そうそう、ここまで書いていませんでしたが。
平地では相変わらずの島の方々からの盛大な応援。しかもですね、島の方々、ゼッケンNoから名前を探しだし、名指しで応援してくれることに全力を注いでる様子。
何度名字で、下の名前で呼んでもらったかわかりません。
通常版 「○○さん(名字)頑張って~」
ちょっとスペシャル版 「○○県から来た○○さん、遠いところようこそ、頑張ってね」
気持ちよく酔ったオジサン版 「○○(下の名前呼び捨て)行け~走れ~!」
みたいな感じです(笑)
名前を探すのに時間がかかっても探す!だから走り過ぎてから名前を呼ばれることも少なくなく、振り返って手を振ったり、挙手して返事したりしました。
そんな沿道の応援に名前を呼ばれ、返事をすると「寄ってって~スイカあるわよ~」とのお言葉。スイカ!食べたい!!美味しいスイカいただきました^^。
さらに走っていくとエイド。ここにはこれまた噂に聞いていた冷ややっこがあり、ちょうどお腹もすいてきていたのでいただきました。冷えてて、薬味ものってて美味しい!
…んだけど、半丁分くらいありちょっと多い^^;。でも残すのも申し訳ないので何とか全部食べました。
お礼を言って走り出し、またまたお腹おも~い脚もおも~い状態に。これだけならまだ良かったんですが、急に食べたのがよくなかったのか、気持ち悪くなってきてしまいました。
平らな道なのに苦しい…。沿道の私設エイドから冷たいお茶をいただき(ありがたい!)、胃薬投入。
75~80km 31'15
再び歩き混じりの走りに。でも沿道の応援や、ちょっと頑張ればすぐエイドがあるから進めます。
80km過ぎて…多分また休みたくて…道路沿いにあったトイレへ。相変わらず息が苦しい。気持ち落ちつけて、深呼吸してから再スタート。
そんなに歩いてるワケではないのですが、平地で走り続けられないのは精神的にちょっと凹みます。残り20km切ってるんだ、頑張れワタシ。
3峠終わっても、小さなアップダウンもちょこちょこ続いてました。でもあと皇居3周じゃん!
80~85km 35'55
このあたりだったかな、道路標識に「西郷港8km」みたいな文字を見れるようになったのは。
西郷港はスタート地点。ゴールも近くなので、もうちょっとだと思う一方で、私たちには標識プラス5kmほどの距離が残ってるわけです。
峠をご一緒した男性ランナーさんが、「90km過ぎてからダラダラ続く坂道もけっこうこたえますよ」と教えてくれていました。まだまだ坂道は続くようです。。。
でも胃薬がきいてきたのか、徐々に走り続けられるようになってきました。
85~90km 34'28
前を行くランナーさんに追いついた時、「復活しましたね」と声をかけられました。私はその方とどこで一緒に走っていたのか覚えていないのですが、きっと私が「気持ちわり~」とか言いながら歩いてたところを見られてたんですね(^^ゞ。
「復活」という言葉を聞いてテンションあがり、走るのですが…いよいよ来ましたよ、90km過ぎ、隠岐空港をぐるりとまわる坂道が。
ほんとに長い~どこまで続くの~という坂道でした。
でも沿道の応援も多くて。応援の方の前を歩くのはカッコ悪い、と応援の前は頑張って走ります(笑)。応援途切れるところで歩いちゃうんですけど(^^ゞ。
2つめの峠で出会った冷たいタオルの親子。移動してここにもいてくれて、再び冷たいタオルをもらいました。感謝です。お父さんが「坂道はあと2つだよ」とも教えてくれました。
何とかのぼり切った?と思ったところで95km表示。
90~95km 35'31
この時時計を見ると、スタートから10:18経過していました。私の100kmはいつも初めて走るコースだし、100kmって場所によってコースの特色が異なるのでゴール予想タイムが読めません。
だからどのくらいでゴールできるのか、全然わかりませんでした。でも私の中で坂道がキツかった100kmといえば、2年前のえびすだいこく(10:51)と昨年の野辺山(11:07)なので、この間くらいでゴールしたいと思っていました。
そしてできることなら。昨年の野辺山で11時間をオーバーしたことがちょっぴり悔しかったので、(場所は違うけど)あの7分を取りかえせたら…とも思っていたのです。
で、11時間切れるかどうか考えようとするのですが、アタマがまるで働きません^^;。
この先のコースも知らないし。ゴールまで登り坂が続いたら、どれだけ時間かかるかわかりません。
なので時間を気にするのは諦めて、とにかく精一杯前に進むことに。
まだまだ続くのぼり坂。走ったり、歩いたり。歩いてると、あぁ…今年も11時間オーバーしちゃうのかな(←まだ計算できない)と思っては走り出し。
おまけにね、ラスト5km切ってるというのに、大会のエイドもまだ2つもあるし、豪華な施設エイドも続くのです。
急いだ方がいいとはわかっているのですが、素通りするのも申し訳ないくらいの応援で、つい寄ってスイカをいただいたり、麦茶をいただいたり。エイドでもコーラ飲んだり…。
ここに来てお腹ポチャポチャ(笑)。
でもチビッコと話したり、エイドの方に「もう少しだよ」と声をかけてもらうのも嬉しく、楽しく。これがウルトラだよなぁ~としみじみ思ったり。
そうこうしてるうちに沿道から「後は下るだけだよ」との言葉が飛んできて。ここまできたらもう思いっきり走るぞ~!
…って走ってもたいしたスピードではないんだけど。
距離表示が「あと3km」「あと2km」と減っていき、あと2kmで11時間まで20分くらい残ってたのかな。ここでやっと、20÷2=10。1kmに10分かかっても11時間切れるということがわかりました。
わ~ワタシ、11時間切れるんだ~!嬉しい♪
いつもは「なんとか走ってる」くらいの状態で見る「あと1km」の表示。今回は下り坂からの勢いと、沿道の応援に背中を押され、ニコニコ笑いながら駆け抜けることができました。
でも思うことは同じ。99km進んできたよ。あと1kmしか残ってないよ。キツいところももちろんあったけど、今年も楽しかった~!
そんな想いを噛みしめながら進んで、最後のトンネルをくぐります。ここまで若干無理して走ってきたので、応援のいないトンネルの中でちょっと休憩(笑)。
トンネル抜けるとさらに応援の数は増え、ずーーーっと「ありがとう~」って言い続けながら走ります。
最後の最後、ゴール会場までがちょっとしたのぼり坂でヘバりましたが(笑)、のぼって走って、MCのお姉さんに名前呼ばれて手を振って、最後は万歳ゴーーール!
95~100km 30'55(10:49'33)
11時間切れた~、去年の7分取りかえせた~!完走メダルをかけてもらいHappy☆
ゴール後は椅子に座るよう促され、座るとスタッフの女の子が両足のチップをはずしてくれます。飲み物出てくるし、食べ物もたっぷり用意されてます(私は食べられなかったけど、パン・おにぎりなど)。至れり尽くせり。
更衣室のある建物に行くと、すぐに完走証が発行されます。
完走メダル裏
スタッフさんが入賞ですねと言って、入賞の札をかけてくれました。さらにHappy☆☆☆
自動的に預けていた荷物が出てきて、スタッフの女の子が「シャワー浴びますか?」と聞いてくれます。「はい」と返事をすると、「ご案内します!」って、もう本当に至れり尽くせり。
素晴らし過ぎて…「すみません、靴ひもほどくのに時間かかりますけどいいですか?」と恐縮してしまうほどです。
更衣室まで案内してもらい、シャワーを浴びて(シャワーは3基、それぞれにボディソープやシャンプーまで用意されてました!)サッパリしてから、先にゴールした仲間とみんなのゴールを待ちました。
待ってる間に…入賞の札を持っていき副賞いただきました。
部門と年代別をいただいたので、何だかたくさん!乾物(しいたけ、こんぶ、わかめ、めかぶ→みんなでわけた)、Lカルニチンのサプリ、キャンドルホルダー、普通のキャップ。
わ~い\(^o^)/
最後になっちゃいましたが、参加賞のTシャツ。ゴール後はこれ着てました^^
6人全員、スタート前に言っていたゴールタイムよりもだいぶ早くゴール!全員完走、素晴らしい~!!夕食時にみんなでニコニコ乾杯しました。
翌日、高速船で島を離れ帰ってきました。高速船が島を離れる時も、町長さん始めたくさんのお見送り。
島をあげての温かいおもてなし、ありがとうございました!!
隠岐の島ウルトラ、とっても楽しかったです(コースはキツめですけどw)。
関東からだと隠岐の島に行くまでが大変ですが、それでもリピーターが多いというのもわかるな~と思える、本当に素敵な大会でした。ウルトラの良さ味わえます。
行ってよかった!!機会があったら皆さんにも走って欲しいです。
☆ ありがとう、隠岐の島 ☆