2015年04月10日
走れ、健次郎
これまた期限に追われて読んだ図書館で借りた本です(^^ゞ
走れ、健次郎
「ずっと沿道を走ってる」人の話だ…と小耳にはさみ、興味深いと予約した本。
ずっと沿道を走るとはどういう状況なのか?と読み進めてみると。
盛岡初の国際マラソン。
そこに絡むスポンサー企業や、放送局や、実況アナウンサーたちの背景&思惑に加え、主人公は双子だったこと、また双子の兄は亡くなってることなどがわかってきます。
これらと最初に知っていた「沿道を走る」ということから、想像できた大筋。そんなに大きくはずれていませんでした。ほぼほぼ想定内。
なのに、先を読み進めたくて、感動しちゃって(/_;)
小説としては、精細さに欠けるというか…もっと詳しく書いてほしかったなぁと思うところやツッコミたくなる部分もあるんですが、なんというか…いろんな人のひたむきさが伝わってきて、読後感のいい本でした。
実況アナウンサーのセリフがとても上手いなぁと思ったら、著者さんはアナウンサーさんなんですね。納得。
興味のある方は読んでみてください^^
▼走れ、健次郎