東京マラソン　読みました。

東京マラソン終わってすぐに、本屋さんでみつけたので買って読みました。

ランナーなら一度は走ってみたいと思う東京マラソン。
どうしてこんなにも【東京マラソン】を走りたいと思うのでしょうか。

「東京マラソン」には、東京マラソンが誕生するまでの過程や何故成功したのか？といったことが綴られています。

東京マラソンを誕生させた仕掛け人たちの胸には、東京にもファイブメジャーズ（ベルリン、シカゴ、ロンドン、ボストン、ニューヨークシティ）に匹敵するような、いやこれらを上回るマラソン大会を作ろうという熱い思いがあったことがわかります。

そういう熱い思いがあったからこそ、多くの理解や協力を得ることができ、ランナーにとって嬉しい様々な心憎い演出があったりして…他にはないくらい魅力的なレース【東京マラソン】が誕生したんだと思います。

都内の名所を走れるコースも魅力的だけど、東京マラソンの魅力はコースにとどまらないと思います。あの空気というか、雰囲気の中を感謝の気持ちをいっぱいかみ締めながら走りたいという気持ちになります。

そんな雰囲気作りの裏に、様々な苦労や困難があったこともこの本を読むとわかります。こんな素敵なレースを作ってくれてありがとう！という気持ちになり、ますます募る東京マラソンへの憧れ。

181ページからの

30回大会が開かれたら成功だと思う

30年続けば、一つの世代がめぐります。お父さんだったランナーはおじいさんになって応援に回り、沿道から声援を送っていた子どもたちが熟年ランナーとして走っているかもしれません。「おじいちゃんはね、昔、東京マラソンを走ったんだよ」といって、孫に完走メダルを見せることができると思います。

いいなぁ～と思いました。30年後、私は何をしてるか想像もつかないけど、そのときも東京マラソンは人気レースで、そして1回目や2回目の思い出を語れる可愛い（←願望）60'sになってるといいな。

読むとますます走りたくなっちゃうかもしれませんが（そしてさらに厳しい抽選になっちゃうかもしれませんが）、読んでみると東京マラソンの舞台裏がのぞけるようで面白いですよ。

▼東京マラソン (ベースボール・マガジン社新書)
遠藤 雅彦