走れば人生見えてくる！

小さい頃から本（活字）読むの好きです。

忙しさによって読むペースはまちまちだけど、年がら年中何かしら読んでます。つくばの前は『風が強く吹いている』を再読してテンション上げてました。

通常なら、レースが終わったらランニング本からは一度離れるんだけど。

読みたいと思ってたのに、つくば前ゲットできずにいた本があって。つくば終わって、早速ゲットしてきて読みました。



manimaniさんの新著　『走れば人生見えてくる』

どんな内容かと言いますと

夜遊びOLだった女性、片肺を無くした男性、大失恋をした30歳の女性、何をするにも自信のなかった女性、介護に疲れた女性、がんを発症した男性…走って人生が変わった男女14人のルポルタージュ。自らスパルタスロン246キロを完走するまでに至った著者が知った「走る魅力」とは。ブームの理由はここにある。
　　　　　～　BOOKデータベースより引用　～

面白そうでしょ。面白かったり、共感したり、何だかほろっと来たりするよ。登場人物14人のうち…知ってる人も結構いるから、私はなおいっそう興味深く読めました。へぇ～、そうだったんだってね。

私は、走る人といのは頑張り屋さんなんだな～と思ってました。みんな仕事だって、家事だって、子育てだってちゃんとやってる。でもそれだけで満足することなく、さらに走って頑張り続ける。あれもこれも頑張りたいという、いい意味での欲張りさんだと思ってました。

でもこの本を読んでハッとしました。

さみしい女は走る。さみしい男は走る。

って書いてあったから。周りに人がいないという寂しさじゃなくて、「どこかにぶつけたい情熱を持て余してる」という意味での寂しさ。

なるほど。普段の生活では感じられない熱い気持ちや達成感。年を重ねても成長できる喜びや広がる友達の輪。これらを求めてみんな走ってるんだよね。

この本を読むとね、走りだす理由も色々あるんだな～ってしみじみ思います。確かに、人生見えてきます＾＾。この本に登場する人だけじゃなく、みんなの走り始めた理由や今に至る経緯を聞いてみたくなります。

もし…ね、買って読んでみようと思われた方で、お近くに紀伊国屋書店がある方いらしたら、紀伊国屋で買っていただけると嬉しいです。

私にはよくわからないんですが、文庫本は最初の数週間の売上データでその後の増刷が決まるとか。そのデータが紀伊国屋といった大きな書店のものらしい…んです。

そんなわけで、近くに紀伊国屋がないワタシ。つくば前にはゲットできず。終わってようやく紀伊国屋でゲットしてきた次第です。

興味がありましたら読んでみて下さい☆

＊　＊　＊

ここからはランには関係ないんだけど。最近読んでよかった本をもう1冊。

『食堂かたつむり』の小川糸さんの著書。


『喋々喃々』

『食堂かたつむり』が読みたかったんだけど、何故か先に『喋々喃々』を読んでしまいました。でも、今の時期に読んでよかった！

これ読んだら、日々の暮らしをとっても大切にしたくなります。家のことを丁寧にやらなくちゃという気持ちになれます。おかげで最近、楽しくお掃除できてます。年末の大掃除も難なく乗り切れそう＾＾。

10月11月と走ってばかりいて、家のことを後まわしにしがちだったことをちょっと反省。家の中が快適だと、家族もニコニコしてるし、走るのだってもっと気持ちよく走れるヨ☆やっぱりね、基本は”日々の暮らし”ですから。

…なんてことばっかり書いちゃったけど、メインの内容はアンティークの着物屋さんを舞台としたしっとりとした物語。秘めた想いとか、日本文化の良さとか、下町の粋とか。食べ物の描写も素晴らしく…私にはツボな本でした。男性より女性が楽しめる本かな。よかったらこちらも読んでみてね～。

ヨシ、次こそ『食堂かたつむり』読もうっと。