2010年12月15日
青島太平洋マラソン レポ3
レポ2のつづき。ハーフから。
ハーフから先、30kmくらいまではゆるやかだけど、常にのぼってるかくだってたイメージ。今回のレースでここ、キツいところだった。
でもね、応援が本当に多くて。坂道の途中で、学生さんたちが手を出してハイタッチ待っててくれたり、「(坂道も)あとちょっとですよ~」って声かけてくれたり。本当にパワーもらった。
この頃、痰オジサン(←レポ2に登場)とは併走というよりは前後するようになっていた。抜いては抜かされ。抜かされては抜きみたいな。
ゆるく長い坂をなんとかのぼりきり、25km通過。OK、これまでよりちょっとだけペースアップできてる。若干キツくなってくるが、ここで踏ん張らなくてどーする!
悔しいんだけど、徐々にオジサンから遅れ始める。かと言って私のペースが落ちたわけでもないので、オジサンがペースアップしてるみたい。オジサン、強いなぁ~と尊敬のまなざしを送ると…あ、また痰吐いた(-_-;)
この頃、空は一面の青空。日差しも強く、気温がグンと上がった感じ。一気に汗が噴き出した。
徐々に小さくなるオジサンの背中を追いかけながら30km通過。大丈夫、思ったペースで走れてる。
30km、ここからがスタートだと思って走りたいところだけど、坂で体力を使ってしまったようで余裕がない。ヤバイ…と思うが、焦らず、しっかり補給して気持ちを落ち着ける。
そういえば補給のこと書いてなかったけど、今回は10・20・30km過ぎでパワージェル。25・35kmでアミノ酸を摂った。あと足の痙攣防止に芍薬甘草をハーフ過ぎののぼり坂の手前で摂った。これくらいかな。
踏ん張って走り続けるが、下り坂になっても一向に体がラクにならない。こんな時は応援パワーだ!と、沿道の男子(←あえて男子)学生たちにハイタッチを求める(笑)。
「お姉さん頑張って~」なんて言ってもらい、笑顔になる^^。やっぱり応援はパワーもらえるね。応援パワーでしばらく走れたが、どうにも辛くなってきていた。
コースは一旦、スタート・ゴール地点である運動公園に戻る。公園内を右折したり左折したり。ゴールも近いということで、多くの人がいて、たくさん応援してもらえた。ここでmariさんが応援してくれた。元気出た!!(感謝)
恒例の(?)そしてアテにならない『女子で16位(だったかな…?)』とかいう声もかけられた。
やがて海沿いのトロピカルロードに出る。この頃、コース上にはフル参加の人とハーフ参加の人が混在していた。ハーフ参加の人は歩いてる人が多かった。
とにかく前へ…という気持ちとは裏腹に、足が前に出なくなってくる。思うように動かなくなってくる。のぼり坂では全然進んでる感じがしない(T_T)。
先行ランナーとのすれ違いも始まる。快調に走ってる人、明らかにキツそうに走ってる人。折り返してきた先行ランナーたちはすでに40km近い地点を走ってるので、最後の頑張りどころだ。頑張れ!
左手に海が見えてくる。景色は最高なのに、楽しむ余裕ゼロ。やがて35km通過。時計を見てショックを受ける。自分で思っていたタイムより1分遅れていた。。。
ここにきて1分の遅れ。
取り戻せるなら取り戻したいとアミノ酸補給したけど、何をどう考えてもこれ以上ペースアップできる足が残っていなかった。これが現実。一瞬空を仰いで、誰にともなく「ごめんなさい」って思った。
ここからは弱い心との闘い。もうやめてしまいたいって思ったり。ハーフ参加の歩いてる人たちを見て「私も歩きたい」って思ったり。こんな思いが何度も頭をよぎった。
弱い心に負けずに、ノロノロとでも走り続けられたのは、同じコースを走ってる仲間がたくさんいたから。ちょうどすれ違いコースだったしね。
目標達成できそうな仲間、私と同じく苦戦している仲間。みんなが同じだけ頑張ってる。私も頑張ろうって思えた。
折り返し手前の36.9km地点のエイド。ここには名物の日向夏ゼリーがあった。日向夏ゼリーにパワーをもらいたいと思ったんだけど、何故かコースからちょっとだけ奥まったところに日向夏テーブルが設置されていた。
なんで給水テーブルと一緒にコース上にないの~!
もう無理だとわかってはいても、(何をかわからないけど)心は諦めていなかったので、ちょっとでもロスすることは避け、エイドを後にして折り返し。
前に進んでるのは気持ちだけ。スピードは情けないくらいに落ち、後ろからくる元気な足音にどんどん抜かれる。悔しくても全然ついていけない。
日も陰り、風も出てきた。おまけに体も動いてないのでちょっと寒くなってくる。
寒いなぁ。私遅いなぁ…と情けない気持ちをたっぷり味わいながら走っていた。40km通過。もう時計を見る気にはなれなかった。
ゴール地点が近づくにつれ、また応援の人が増える。「おかえり~」「あとちょっとだよ~」と声をかけてくれる。
思うように動かない私の体にはゴールまでが長く長く感じた。3時間ちょっと前に、ワクワク気分で通過したスタートゲートを情けない気持ちでくぐり、もうバラバラな感じの体をなんとか動かしてゴールを目指した。でも、なかなかゴールゲートが見えなくてね。。。
朝、アップしてた時はスタートゲートからゴールゲートまで「すぐだな」って思ったのに。遠かった~。ようやくゴールゲートが見え、ゴール。
走るのをやめた瞬間、足が棒みたいになってた。カクカク歩いて前に進み、ゼッケン裏のチップをはずしてもらった。学生スタッフさんたちがはずしてくれるんだけど、彼らの「お疲れ様です」「完走おめでとうございます」っていう笑顔がまぶしかった。
カクカクで足を曲げられないので、しばし壁によりかかって呼吸を整えた。別にどこか痛いワケじゃないのに、足がこんな状態になるなて…走りこみが足らんな~と早くも反省。ラスト7km分、たっぷりと情けない気持ちを味わったので、悔し涙も出ず。
ただ、アドバイスやサポートいただいた方々、応援してくれたみんなの顔を思い出すと申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
ゴール後給水に向かう。アクエリアスが並ぶ中、奥の方のテーブルを見ると、コップに黒い液体が入ってる。もしや…と思ったらビンゴ、私の大好きなコーラだった!迷わずコーラをもらって飲んだ。
喉を潤した後、記録証をもらう。すでに書いた通り、
グロス:3時間20分26秒
という結果だった。女子19位。
「くぅ~~~!」と唸りながら先にゴールした仲間と合流。結果報告しあい「おめでとう~」とか「悔しいね~」とか…。フルマラソンはやっぱり色々あるな~と思う。
みんながゴールするの待ち、荷物をとりに宿へ戻り(帰りも大会バスに乗れる)、車で青島パームビーチホテルに移動。ここの温泉で汗を流す(レース参加者は300円で入浴できる)。
ここのお風呂からは最後に走ったトロピカルロードが見下ろせる。「ついさっきまでここ走ってたんだよね~」なんて言いながらお湯につかった。
空港で遅いお昼(?)を食べ、飛行機で東京に戻ってきた。ゴール後、あんなにカクカクだった足。すっかり元に戻り、サクサク歩いて家に着いた。やっぱりもっと走らねば…と思った(苦笑)。
以上が、私の青太レポ。長いうえに、後半ブルーな文章になってしまってごめんなさい。思うように走れず、満足の結果とは決して言えないけど、今回のレースで学べたこともたくさん。
時機がきたら、また次に向かって頑張ります!たくさんの応援、本当にありがとうございました!!
でもね、応援が本当に多くて。坂道の途中で、学生さんたちが手を出してハイタッチ待っててくれたり、「(坂道も)あとちょっとですよ~」って声かけてくれたり。本当にパワーもらった。
この頃、痰オジサン(←レポ2に登場)とは併走というよりは前後するようになっていた。抜いては抜かされ。抜かされては抜きみたいな。
ゆるく長い坂をなんとかのぼりきり、25km通過。OK、これまでよりちょっとだけペースアップできてる。若干キツくなってくるが、ここで踏ん張らなくてどーする!
悔しいんだけど、徐々にオジサンから遅れ始める。かと言って私のペースが落ちたわけでもないので、オジサンがペースアップしてるみたい。オジサン、強いなぁ~と尊敬のまなざしを送ると…あ、また痰吐いた(-_-;)
この頃、空は一面の青空。日差しも強く、気温がグンと上がった感じ。一気に汗が噴き出した。
徐々に小さくなるオジサンの背中を追いかけながら30km通過。大丈夫、思ったペースで走れてる。
30km、ここからがスタートだと思って走りたいところだけど、坂で体力を使ってしまったようで余裕がない。ヤバイ…と思うが、焦らず、しっかり補給して気持ちを落ち着ける。
そういえば補給のこと書いてなかったけど、今回は10・20・30km過ぎでパワージェル。25・35kmでアミノ酸を摂った。あと足の痙攣防止に芍薬甘草をハーフ過ぎののぼり坂の手前で摂った。これくらいかな。
踏ん張って走り続けるが、下り坂になっても一向に体がラクにならない。こんな時は応援パワーだ!と、沿道の男子(←あえて男子)学生たちにハイタッチを求める(笑)。
「お姉さん頑張って~」なんて言ってもらい、笑顔になる^^。やっぱり応援はパワーもらえるね。応援パワーでしばらく走れたが、どうにも辛くなってきていた。
コースは一旦、スタート・ゴール地点である運動公園に戻る。公園内を右折したり左折したり。ゴールも近いということで、多くの人がいて、たくさん応援してもらえた。ここでmariさんが応援してくれた。元気出た!!(感謝)
恒例の(?)そしてアテにならない『女子で16位(だったかな…?)』とかいう声もかけられた。
やがて海沿いのトロピカルロードに出る。この頃、コース上にはフル参加の人とハーフ参加の人が混在していた。ハーフ参加の人は歩いてる人が多かった。
とにかく前へ…という気持ちとは裏腹に、足が前に出なくなってくる。思うように動かなくなってくる。のぼり坂では全然進んでる感じがしない(T_T)。
先行ランナーとのすれ違いも始まる。快調に走ってる人、明らかにキツそうに走ってる人。折り返してきた先行ランナーたちはすでに40km近い地点を走ってるので、最後の頑張りどころだ。頑張れ!
左手に海が見えてくる。景色は最高なのに、楽しむ余裕ゼロ。やがて35km通過。時計を見てショックを受ける。自分で思っていたタイムより1分遅れていた。。。
ここにきて1分の遅れ。
取り戻せるなら取り戻したいとアミノ酸補給したけど、何をどう考えてもこれ以上ペースアップできる足が残っていなかった。これが現実。一瞬空を仰いで、誰にともなく「ごめんなさい」って思った。
ここからは弱い心との闘い。もうやめてしまいたいって思ったり。ハーフ参加の歩いてる人たちを見て「私も歩きたい」って思ったり。こんな思いが何度も頭をよぎった。
弱い心に負けずに、ノロノロとでも走り続けられたのは、同じコースを走ってる仲間がたくさんいたから。ちょうどすれ違いコースだったしね。
目標達成できそうな仲間、私と同じく苦戦している仲間。みんなが同じだけ頑張ってる。私も頑張ろうって思えた。
折り返し手前の36.9km地点のエイド。ここには名物の日向夏ゼリーがあった。日向夏ゼリーにパワーをもらいたいと思ったんだけど、何故かコースからちょっとだけ奥まったところに日向夏テーブルが設置されていた。
なんで給水テーブルと一緒にコース上にないの~!
もう無理だとわかってはいても、(何をかわからないけど)心は諦めていなかったので、ちょっとでもロスすることは避け、エイドを後にして折り返し。
前に進んでるのは気持ちだけ。スピードは情けないくらいに落ち、後ろからくる元気な足音にどんどん抜かれる。悔しくても全然ついていけない。
日も陰り、風も出てきた。おまけに体も動いてないのでちょっと寒くなってくる。
寒いなぁ。私遅いなぁ…と情けない気持ちをたっぷり味わいながら走っていた。40km通過。もう時計を見る気にはなれなかった。
ゴール地点が近づくにつれ、また応援の人が増える。「おかえり~」「あとちょっとだよ~」と声をかけてくれる。
思うように動かない私の体にはゴールまでが長く長く感じた。3時間ちょっと前に、ワクワク気分で通過したスタートゲートを情けない気持ちでくぐり、もうバラバラな感じの体をなんとか動かしてゴールを目指した。でも、なかなかゴールゲートが見えなくてね。。。
朝、アップしてた時はスタートゲートからゴールゲートまで「すぐだな」って思ったのに。遠かった~。ようやくゴールゲートが見え、ゴール。
走るのをやめた瞬間、足が棒みたいになってた。カクカク歩いて前に進み、ゼッケン裏のチップをはずしてもらった。学生スタッフさんたちがはずしてくれるんだけど、彼らの「お疲れ様です」「完走おめでとうございます」っていう笑顔がまぶしかった。
カクカクで足を曲げられないので、しばし壁によりかかって呼吸を整えた。別にどこか痛いワケじゃないのに、足がこんな状態になるなて…走りこみが足らんな~と早くも反省。ラスト7km分、たっぷりと情けない気持ちを味わったので、悔し涙も出ず。
ただ、アドバイスやサポートいただいた方々、応援してくれたみんなの顔を思い出すと申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
ゴール後給水に向かう。アクエリアスが並ぶ中、奥の方のテーブルを見ると、コップに黒い液体が入ってる。もしや…と思ったらビンゴ、私の大好きなコーラだった!迷わずコーラをもらって飲んだ。
喉を潤した後、記録証をもらう。すでに書いた通り、
グロス:3時間20分26秒
という結果だった。女子19位。
「くぅ~~~!」と唸りながら先にゴールした仲間と合流。結果報告しあい「おめでとう~」とか「悔しいね~」とか…。フルマラソンはやっぱり色々あるな~と思う。
みんながゴールするの待ち、荷物をとりに宿へ戻り(帰りも大会バスに乗れる)、車で青島パームビーチホテルに移動。ここの温泉で汗を流す(レース参加者は300円で入浴できる)。
ここのお風呂からは最後に走ったトロピカルロードが見下ろせる。「ついさっきまでここ走ってたんだよね~」なんて言いながらお湯につかった。
空港で遅いお昼(?)を食べ、飛行機で東京に戻ってきた。ゴール後、あんなにカクカクだった足。すっかり元に戻り、サクサク歩いて家に着いた。やっぱりもっと走らねば…と思った(苦笑)。
以上が、私の青太レポ。長いうえに、後半ブルーな文章になってしまってごめんなさい。思うように走れず、満足の結果とは決して言えないけど、今回のレースで学べたこともたくさん。
時機がきたら、また次に向かって頑張ります!たくさんの応援、本当にありがとうございました!!