多くのランナーに囲まれて走り始めた。スタートロスは20秒くらいだったかな。

4車線の広い道路。かなりの広さなのに、どこもランナーだらけ。せっかちなランナーが狭い隙間をぐいぐい前に行く。

前に行きたい気持ちもあったけど、急いだり焦る必要はないと言い聞かせる。先は長いしね。このくらいかな～と思いながらトコトコ走っていくと、3kmくらいだったかな。並んで走る2人組を発見。カテゴリー2の男性と女性ランナー。

先にスタートしてるカテ2の男性がここにいるということはペーサーなんだな、と思った。サブ3ランナーならペース安定してるに違いない。しばらく斜め後ろくらいを走らせていただく。

ペース、ちょっとゆっくりに感じる。「行きたいやつには行かせておけ」「ここはまだ抑えて、大分入ってから勝負」といった会話が聞こえてくる。なるほど～なんて聞きながら走った。

～5km　23'24

スタートロスを考えるとまずまずかな。

今回、Epsonの時計をして走ったんだけど、あえてフツーの時計のような画面表示に設定していた。LAPは手動で5kmごと。表示はラップタイムとスプリットタイム。一番小さいところに一応ペース表示していたけど、これは本当に1回も見なかった。

なので走りながら確認したのは、5kmごとのタイムだけ。同じリズム刻んでいけばいいはず。

周りを見ると首筋に汗が光るランナーもいるけど、私はまだ「寒くない」といった程度。もう少しあったまると走りやすいんだけどな。

相変わらず2人組の斜め後ろを走る。やっぱりちょっとゆっくりに感じる。女性ランナーも時折前に出てしまい、「行くな」と止められてた。

やがて折り返してきたランナーとのすれ違いが始まる。すごい体、すごい走り。カッコいい～

私も折り返す。折り返したら、フワっとあったかくなった。そんなに向かい風と思ってなかったけど…追い風になるとこんなにあったかいんだ。陽射しも前から燦々と。

～10km　23'18

「ちょっとゆっくり」と感じたのが18秒分くらいなのかな。体感で23分くらいで走れるのかも、今日の私。ただ…ここまで走った感じでこれ以上ペース上げられる気がしない。

これまでのレースなら、数字に縛られてペース上げようとしたと思う。ベスト狙うなら無理してでも上げなくちゃいけないんだけど。妙に心が落ち着いていて、「このままのリズムで行こう」と思う。

ただ自分のペースの方がラクだな～と思ったので、2人組の前に出た。きっとすぐに抜かれちゃうんだろうなと思ったんだけど…。

1つめのジェル投入。ジェル食べながら、沿道を見ると…すごい人。たくさんの声援が飛んでくる。

「女性頑張れ～」

何回もこの言葉もらった。ありがたい。女性ランナーのゼッケンNoだけ呼んで応援してくれる方もいらした。手をあげたり、うなずいたり。別府駅の近くはたくさんの声援が背中を押してくれた。

～15km　23'16

ん～…2人組の前に出たけど、さっきとLAP変わんないなぁ。まぁ、同じリズムで走れてるからいっか。

周りのランナーがだいぶ固定されてきた感じ。周りのランナーのゼッケンで語呂合わせしたり、あの人お友達の●●さんに似てるな～なんて思いながら走ってた。注意力散漫？

TVで見たのと同じ風景には感動していたんだけど、山の陰に入ると寒くて寒くて…。

～20km　23'35

あれ、そんなつもりないのにLAP落ちてる。注意力散漫だったせいか。寒さのせいか。寒さ対策に珍しく長いタイツまで履いてるのに（去年大阪で足がすごく寒かったので）

ふと気付くとお友達が前を走ってる。彼女にはついていきたいな～と追いかける。

中間点　1:38'44

ここから劇的にペースアップしない限り、ベスト更新はありえない。でもペース上げられない。せめて落ちないようにしなくちゃと気を引き締めて後半戦へ。

つづく。

同じカテゴリー（別府大分毎日マラソン）の記事画像