2016年07月25日
おんたけウルトラトレイル2016 レポート3(第2関門まで)
レポート1(第1関門まで)のつづきです。
第1関門を出た先は(高低図よりも)緩やかな(に感じる)上り区間でした。そういえば、第1関門から次の小エイドまでは「割と走れる区間だ」と競技説明の時に聞いた記憶。しっかり走ろう!
スタートから4時間以上が経過し、空の色はうっすらと変わってきていました。試しにライト消してしばらく走ってみる…問題なかったので、上り坂を歩きながらヘッドライトをリュックにしまいました。
ちなみに。思い出したのでここで余談。ヘッドライトとハンドライトのW使いがオススメと(超速い方から)アドバイスいただき、スタート時には両方装着しておりましたが、私は結局ハンドライト使いませんでした。超速い方だと前後離れて暗い中1人で走る時間多く必要なんだと思いますが、私レベルでは周りに人が多いのでヘッドライトだけでも問題なく(暗いの苦手な人はハンドと併用オススメしますが)、小エイドでリュックにしまっていました。
足や呼吸の調子に注意を払い、時折短い歩きを入れつつ極力走って進みます。気付けばこのあたりから周りは男性ランナーばかり。数人の方と前後しながら進んでました。
第1関門までは前後に女性ランナーいたはずなんだけど、みんなトイレにでも並んだのでしょうか。
今まで暗くて見えなかった林道の路面。明るくなったことで水たまりもよけやすく、走りやすい!
暗い時や下りは何かしら頭を使って走ってるようで、とっても疲れてしまうのですが、明るくなったことでラク~に走れるように。なんだか楽しくなってきました。
多くの人が口をそろえて言う「林道嫌い」「林道つまらない」もね、わかります。わかりますが、おんたけ走ってると、林道と一口に言っても実に様々な林道があることに驚きます。
砂利の厚いところ、薄いところ。
細かい石の多いところ、ごろごろとした大きな石が多いところ。
石の色も様々に変わります。この色の変化が私は一番面白かったかな。茶色・黒・白なんてのは当たり前で、青っぽい石や赤い石、黄色い石に最後の方では紫色っぽい石まで!
ずーっと同じような林道だったら飽きてしまったかと思いますが、少しずつ変化する石を私はちょっとばかり楽しんで走っていました^^。今回気持ち途切れずに走れたのは、楽しいかも~と思えた気持ちの部分も大きかったかと思います。
…とは言っても。特筆すべきような景色の変化はなく。石の大きさや色以外は同じような景色の中を進んで行きます。
そういえば、夜が明ける頃からポツポツと雨が降ってきていました。でもこの時点ではたまに雨粒が当たる程度。涼しくていいぞと思いながら走ってました。
上りが終わるとしばらく下りを走り続けます。この下りで後ろから軽快な足音が近づいてきて。下り速い人だな~と思ったら、ゼッケン見ると100マイルの人で!
うぉ~レース中に初めて会えた100マイラー。4時間前にスタートし、私たちより40kmくらい多く走ってる(つまりこの時点で80km以上)のに全然そんな風に見えない足取り。やばい、やっぱり100マイラーカッコいい。
100マイラーの方と前後しなから小エイド到着。マップでは約50km地点となっています(…50kmより手前だと思う)。 第1関門→小エイド 1:29'58"(5:47'15")
小さなテントの下にオジサン1人。小エイドなので水のみ。仮設トイレ1基あり。
見るとトイレには誰も入ってなかったので、並ばず入れる時に~と入っておきました。それからボトルに水補充してまた走り出します。
小エイドの先は平坦な区間が続いてました。足を使わないように、先のことも考えて余力も残しつつ…とは言っても50km近く砂利道を走ってきて、みんな疲れてきてます。
歩いてる人の多いこと…。私も歩きたくなりますが、この先上りはどんどん走れなくなるでしょう。だったら。下りはもちろん平坦もしっかり走らなくちゃとせっせと走っていくと。
前方に走ってる人発見ー!あの人と離れないように走ろーと進んでいくと、なんとその方、先ほどから前後していた100マイラーさん。
100kmランナーがごろごろ歩いてる中、唯一走ってる100マイラーさんを見たらやっぱり走らなくちゃ!と思えました。なんとか追いつき、微妙な距離をとって(でも彼は人がついてきてるのわかる距離で申し訳ないと思いつつ、声をかける余裕もないし、彼も後ろ向いたりしないので)走り続けること…約5km!
もうね、「いい加減上り坂現れてくれー」と謎の願いをするほど(この時点ですでに上り=歩いていいという認識になってる)走り続けるのが辛かったです^^;。それでも走れたのは100マイラーさんのおかげ。
やがて念願の(?)上り坂登場。私は歩き+走りで進みます。100マイラーさんはなんと!上りも走り続けてました。やばい、マジでカッコよすぎる。
彼の姿が見えなくならないよう、歩きを極力短く進んでいきます。このあたり、ダムの周辺を走っているのですが、似たような景色が多くて(橋を渡って左に折れて林道進む…みたいな)「さっきもここ通らなかった?」と何度か不安になりました。
だんだん斜度が上がってきて、100マイラーさんとは離れてしまい、次なる目標はスラっと背の高いストック使いが上手な100kmランナーさん。知り合いのSさんに似ていたので、心の中でずっと「Sさんそこ走るの~?」とか「置いてかないで~Sさん」と話しかけながら進んでました(実際には一言もしゃべってませんw)。
だってね、私より走ってる部分少ないのに、ストック使って上るのがとても早いのです。上りで足使ってないから下りも軽快で。羨ましい~!
上りの途中で久しぶりに女性ランナーさんに追いつきました。足取り見るとお疲れの様子。60kmくらい進んできての上りですもの、疲れますよね。この頃、雨が降ってきていたので「ついに降ってきちゃいましたね~」なんて話けかけつつ、Sさん追いかけて前へ。
が、ついにはSさんの背中も見えなくなりました。しばらく進むと、後ろからこれまたストック使いの上手な方が来て。私の前にいた男性ランナーに「第2関門まだですかね?」と話しかけてて。ずっと黙々と歩を進めていてつまらなかったので、近づいて会話に参加しちゃいました^^。
「もうすぐエイド」の表示に嬉しくなるも、またまた上り坂。歩いていると、オールスポーツのカメラマンさん。「走れませんよぉ~」「せめて笑ってください」なんてやりとりしつつ…
スタッフさんにゼッケン読み上げられ(ドロップバッグを出しておいてくれるのでしょう)第2関門到着。 小エイド→第2関門 2:17'31"(8:04'46")
第2関門で受け取れるドロップバッグ。これも楽しみだったけど、ここには友達がボランテェアスタッフとしていることがわかってました。早く会いたかった、だからここまで頑張れました。
「すごいよ~」なんて言われながらドロップバッグを受け取りました。ブルーシートが敷かれていて、多くの人がそこに腰を下ろして食べたり飲んだり休憩してました。
座ると動けなくなりそうだったので、私はリュックだけブルーシートにおろし、ドロップバッグに入れていたジェルなどをリュックに入れました。
エイドのバナナ食べて、ボトルに水補充(→ここで大きなミスを犯していることに20分後くらいに気付きます^^;)。
見ると…2基あったトイレが両方とも空いてる!ここでもトイレに行くことができました。
トイレから戻ると、私がエイドに入った時にいた女性ランナーさんがエイドを出るところでした。他の大会でも入賞してるような方です。私、ここまで飛ばしすぎちゃったのかな?
ドロップバッグがフィニッシュ地点に戻ってくるのは16時頃、と競技説明の時に聞いていました。なるべく早くゴールし、レンタカーを返却しなければならない私は、ゴール後速やかに移動したかったのでドロップバッグは空にしました。スタッフさんに「空です」と渡すと「じゃぁ捨てておきますね」と言ってくれました。
友達2人に頑張れ~と見送られ、第2関門を出発しました。
…つづきます。
おんたけウルトラトレイル2016 レポート5(ゴール後)
おんたけウルトラトレイル2016 レポート4(ゴールまで)
おんたけウルトラトレイル2016 レポート2(第1関門まで)
おんたけウルトラトレイル2016 レポート1(スタートまで)
完走しました!
準備完了…?!
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