走ることについて語るときに僕の語ること|美ジョギング
楽しく・美しく走るのがモットー。年に何度かはタイム狙ってみたり、ウルトラもやってます。
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2008年01月18日

走ることについて語るときに僕の語ること

発売直後に買い、すでに何回か読んじゃってるくらい好きな本。(レース直前に読み返したりしてます)

走ることについて語るときに僕の語ること
⇒走ることについて語るときに僕の語ること
多分、読まれてる方も多いですよねー。
帯にある、そして第9章のタイトルでもあるこの言葉、

走ることについて語るときに僕の語ること

この言葉にグっと来て、絶対にフルマラソン完走しようって心に決めました。足は攣ったものの、最後まで走り抜けました。

ウルトラマラソンやトライアスロンにも挑戦していて、毎年1回フルマラソンを走るという村上さん。ランナーだからこそ感じること、それを秀逸な文章で綴ってるあたりがとっても好き。

好きなところはいっぱいあるけど、第6章のタイトル
「もう誰もテーブルを叩かず、誰もコップを投げなかった」
っていうのが特に好き。

村上さんは、ウルトラマラソンの75km過ぎの状態にこの表現を使ってます。

私の場合、ホノルルマラソンの35km過ぎは右足から悲鳴が、左足から苦情が出てる・・まさにそんな状態でした(村上さんの半分以下の距離ですが)。限界を迎えた40km地点で私の筋肉会議は一時紛糾。

でも再び走り出し、finishの文字が見えたときには「もう誰もテーブルを叩かず、誰もコップを投げなかった」を自分の体で実感しました。

また足が攣ったって全然おかしくない状態なのに、笑顔さえ浮かべてゴールできたのは、まさしく「もう誰もテーブルを叩かず、誰もコップを投げなかった」から。

村上春樹の文章ってやっぱり上手いな~と、ゴール後に思ったものです。

初フル前に読めてよかった。フルマラソンに向けてコツコツと走る様子などを読んでると、フルってやっぱり簡単なことではないな~と気持ちが引き締まりましたから。

もしまだ読んでなかったら読んでみて。走りたくなるから^^。

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